不法行為法における名誉概念の変遷 | 有斐閣
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不法行為法における名誉概念の変遷

不法行為法における名誉概念の変遷

不法行為法における名誉概念を探求する

建部 雅 (成蹊大学准教授)/著


2014年03月発売
A5判上製カバー付 , 242ページ
定価 4,510円(本体 4,100円)
ISBN 978-4-641-13664-9
Das Wandel der Ehre im Deloktsrecht

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不法行為法において保護されてきた名誉概念が形成されてきた過程を詳細に検討しつつ,ドイツでなされている議論と比較することで,不法行為法上の保護法益の一つとしての名誉を適切に位置づけた解釈論を提示する。
目次
はじめに
序 章 名誉保護に関する議論の現状と名誉概念に関する検討の必要性
 第1節 名誉保護に関する学説の状況
 第2節 名誉概念および名誉毀損事例の具体的な内容に関する議論の必要性
 第3節 本書の課題と行論の計画
第1章 不法行為法における名誉概念の成立
 第1節 法典調査会での議論
 第2節 名誉概念に関する議論の状況
 第3節 大審院判決の状況
 第4節 名誉概念をめぐる学説の展開
 第5節 「評価説」の意義と問題の所在
第2章 現在の不法行為法における名誉保護の課題
 第1節 名誉毀損法理の成立と名誉毀損の変化
 第2節 「評価説」の維持とその意義の変容
 第3節 名誉毀損法理の射程に関する問題
 第4節 名誉毀損事例の「名誉」に関する問題
 第5節 不法行為法における名誉概念の意義と限界
第3章 ドイツ法 不法行為法の変容と名誉概念の変遷
 第1節 本章の課題
 第2節 第二次世界大戦から1950年代までの議論
 第3節 1960年代および1970年代の議論
 第4節 1980年代以降の議論
結 語 名誉概念の相対化と新たな議論の必要性
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