第1部 古典編 第1章 工場と農民─大阪アルカリ事件(1916) 第1節 事件の概要 第2節 過失とは何か 第3節 損害その他の問題 第4節 社会的な背景 第2章 鉄道と沿線─信玄公旗掛松事件(1919) 第1節 権利の濫用 第2節 社会的な背景 第3章 芸能と複製─雲右衛門事件(1914) 第1節 被侵害利益─経済的損害 第2節 社会的な背景 第4章 女性と貞操─婚姻予約有効判決(1915) 第1節 被侵害利益─精神的損害 第2節 社会的な背景 第5章 企業と公害─四日市ぜんそく事件(1972) 第1節 企業の責任と人身損害 第2節 社会的な背景 第2部 現代編 第1章 公私の境界─プライヴァシーと公共圏 第1節 「宴のあと」事件(1964) 第2節 「逆転」事件(1994) 第3節 小樽温泉訴訟(2002) 第2章 マイノリティの利益─宗教・民族・障害 第1節 自衛官合祀事件(1988) 第2節 NHK氏名読み方事件(1988) 第3節 「長い首」事件(1996) 第3章 医療と自己決定─生命の尊厳と生活の質 第1節 「エホバの証人」輸血拒否事件(2000) 第2節 乳房温存療法事件(2001) 第4章 労働環境の再編─職場の花と企業戦士たち 第1節 福岡セクハラ事件(1992) 第2節 電通過労死訴訟(2000) 第5章 歴史と裁判─戦争と帝国の周辺 第1節 不二越訴訟(1996) 第2節 「沖縄ノート」事件(2008) 補論1 最初期の判例─近代への助走 補論2 豊田商事事件と国立マンション事件─取引・環境と人格 略年表 |