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表現の自由と名誉毀損

表現の自由と名誉毀損

近年の名誉毀損訴訟に一石を投じる

松井 茂記 (ブリティッシュ・コロンビア大学教授)/著


2013年07月発売
A5判上製カバー付 , 452ページ
定価 7,480円(本体 6,800円)
ISBN 978-4-641-13136-1
Freedom of Expression and Defamation

憲法

在庫なし

著者は一貫して,民主政において表現の自由を保護することの重要性を訴えてきた。本書は,アメリカの憲法的名誉毀損法の展開を踏まえつつ,従来の日本の名誉毀損法を憲法的に再検討する必要性を論証したものであり,著者の主張の集大成である。
近年増加しつつある名誉毀損訴訟に関わる法律実務家に理論的基礎を提供するほか、後半の第12章ではインターネット上の名誉毀損、第13章ではSLAPPを取り上げて現代の課題に応える。

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目次
はじめに
第1章 日本の名誉毀損法の枠組み
第2章 アメリカにおける憲法的名誉毀損法の展開(1)─伝統的名誉毀損法
第3章 アメリカにおける憲法的名誉毀損法の展開(2)─New York Times v. Sullivan
第4章 アメリカにおける憲法的名誉毀損法の展開(3)─New York Times判決以降
第5章 アメリカにおける憲法的名誉毀損法の展開(4)─憲法的名誉毀損法の現在
第6章 アメリカにおける憲法的名誉毀損法の展開(5)─憲法的名誉毀損法と学説
第7章 アメリカの憲法的名誉毀損法の再検討
第8章 名誉毀損と表現の自由を考え直す
第9章 名誉毀損と差止め
第10章 変容する名誉毀損法と表現の自由
第11章 意見による名誉毀損と表現の自由
第12章 インターネット上の名誉毀損と表現の自由
第13章 公的参加を妨げるための戦略的訴訟(SLAPP)と表現の自由
結びに代えて
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