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法治国家観の展開

法治国家観の展開 -- 法治主義の普遍化的近代化と現代化

普遍化的法治主義を提唱

高田 敏 (大阪大学名誉教授)/著


2013年09月発売
A5判上製箱入 , 780ページ
定価 11,000円(本体 10,000円)
ISBN 978-4-641-13128-6


行政法
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著者の「法治国家論・法治主義論」研の集大成。「法治国家」・「法治主義」という「ことば」で人が何を観念してきたかを歴史的に検討することを主題とし,その普遍化の動向を明らかにするとともに,あるべき原理としての「法治国家・法治主義」を探る論文集。
目次
第一部 第二次大戦後にいたるドイツ的法治国家論の展開
 第一章 形式的法治国から実質的法治国へ 第一節 「法律による行政」と形式的法治国/第二節 シュタールにおける法治国の概念/第三節 ボン基本法第20条第3項をめぐって
 第二章 市民的・自由主義的法治国から社会的法治国へ 第一節 近代における「法の支配」理論と「法治国」理論/第二節 ドイツにおける法治国の思想/第三節 ボン基本法第20条第1項・第28条第1項における社会国家
第二部 法治国家観展開の論理(通説)の再検討
 第三章 ドイツにおける法治国家概念の形成とその論理 第一節 法治国家概念の形成/第二節 ドイツにおける法治国概念形成の論理/第三節 ドイツにおける「警察国」概念の形成
 第四章 日本における「法治国」観の継受と形成 第一節 日本における「法治国」の概念の継受(一)/第二節 「法治国」観に関する学説と俗説/第三節 戦後期における「法治主義と法の支配」論争 序説
第三部 法治主義の普遍化的近代化と現代化
 第五章 ドイツ的法治国家観展開の論理と普遍化的近代化・現代化 第一節 法治主義の概念と動向/第二節 社会的法治国/第三節 資料・ボン基本法下の法治国に関する論点/第四節 「形式的法治国・実質的法治国」概念の系譜と現状
 第六章 日本国憲法と法治主義 第一節 法治主義と法の支配/《補説》 近年における「法治国家と法の支配」論の問題性/第二節 日本国憲法における「権利問題と事実問題」の区別/第三節 環境問題と法哲学
 結 章 普遍化的法治主義の構築に向けて 第一節 法治主義の普遍化への歩み/第二節 普遍化的法治主義の提唱と構築

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