1 行政作用と法原則 [1]法律による行政の原理と公課 [2]公共用物の管理と占有 [3]住民の公証 [4]「公法と私法」――国・地方公共団体の金銭債権・債務の消滅時効 [5]信義則 2 私人の法的地位および行政組織の多元性 [6]公の施設の利用者に関する平等取扱い [7]外国籍公務員と民主的正統化 [8]地方公共団体と関連団体との「距離」 3 行政の法形式と手続 [9]金銭債権に係る行政行為と国家賠償 [10]違法性の承継と「公定力」――判断枠組 [11]行政契約――公害防止協定 4 行政裁量の裁判統制 [12]判断過程統制の構造 [13]行政計画における諸利益のウェートづけ [14]行政過程と行政訴訟手続との関係 [15]行政契約における経済性と政策的要素のウェートづけ [16]小括判断過程統制の諸相 5 行政訴訟(1)――処分性 [17]権力性――形式的根拠と実質的根拠 [18]規律性(1)――「法的効果」の拡張? [19]規律性(2)――最終決定性による拡張 [20]小括――処分性の判断枠組 [21]具体性(1)――行政計画の場合 [22]具体性(2)――条例の場合 6 行政訴訟(2)――原告適格・訴えの利益 [23]原告適格(1)――判断枠組 [24]原告適格(2)――個別利益保護性 [25]取消訴訟における訴えの利益 [26]当事者訴訟における訴えの利益 7 国家賠償 [27] 国家賠償法上の違法性(1)――判断枠組 [28]国家賠償法上の違法性(2)――権限不行使の違法 [29]私人の行為による国家賠償(1)――責任の根拠 [30]私人の行為による国家賠償(2)――責任の階梯 |
◆書斎の窓の「書評」にて,興津征雄・神戸大学准教授が本書を紹介しています。 →記事を読む |