第一部 論 説 犯罪概念の基底としての人間の行態 故意の体系的地位について 事実的故意における意味の認識 方法の錯誤と故意の個数についての覚書 行政犯における事実の錯誤と法律の錯誤との限界 過失犯の構造とその問題点 「早すぎた構成要件の実現」について 両罰規定と法人の犯罪能力 法人の処罰と求償について 企業犯罪と刑事制裁 第二部 判例研究 継承的共同正犯の成立範囲 未公開株を公開価格で取得できる利益と賄賂罪の客体 横領罪における不法領得の意思 相場操縦──変動操作と安定操作 第三部 研究余滴 ドイツ刑法学者のプロフィール 刑法学会 刑法学 私史 刑法学研究と私 戦後五〇年をふりかえって 学会賞・学会刊行物をめぐる回想 |