ソフトローの基礎理論 | 有斐閣
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ソフトローの基礎理論

ソフトローの基礎理論

見えない法の輪郭を描く

ソフトロー研究叢書 > ソフトロー研究叢書 第1巻

中山 信弘 (弁護士・東京大学名誉教授)/編集代表
藤田 友敬 (東京大学教授)/編


2008年11月発売
A5判上製カバー付 , 290ページ
定価 3,850円(本体 3,500円)
ISBN 978-4-641-01000-0


法学・法律問題一般 > その他(法・法律学一般)

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ソフトローとは,法的な強制力がないにもかかわらず,現実の経済社会において国や企業が何らかの拘束感をもって従っている規範を指す。本シリーズは,その実態・構造について研究した東京大学COEプログラムの成果を論文集の形にまとめたものである。
目次
はじめに=藤田友敬
第1部 ソフトロー研究の方法論
 第1章 自律的秩序の経済学=藤田友敬・松村敏弘
 第2章 信頼と規範の社会心理学=渡部 幹
 第3章 「信頼」に関する学際的研究の一動向=石川博康
第2部 ソフトローの作成主体
 第1章 形成主体の側から見たソフトロー──ソフトローを形成する「団体」=小塚荘一郎
 第2章 情報の非対称性と自己規制ルール=瀬下博之
 第3章 企業と社会的責任をめぐる規範作成──日本経団連の企業行動憲章やOECDの多国籍企業行動指針を例として=神田秀樹
 第3部 ソフトローとハードローの交錯
 第1章 ソフトローとハードロー──何がソフトローをエンフォースするのか=瀬下博之
 第2章 ハードローからソフトローへの権限委譲=加賀見一彰
 第3章 ハードローの影のもとでの私的秩序形成=藤田友敬
 第4章 信頼と法規範=森田 果
 第5章 法の象徴的次元──「ソフトな法」から「法のソフトな働き」まで=齋藤民徒
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