第1章 激震,日本の株式所有構造 課 題―株価崩落がもたらしたもの 株式所有構造の変貌 株式相互持ち合いの「解消」 M&Aの熱風 企業グループの親子再編 「六大企業集団」の行方 日本型コーポレート・ガバナンス 大嵐の危機が過ぎ去って 第2章 消えた「持株会社」――2002年の独禁法改正 課 題―独禁法から消えた「持株会社」 事業支配力が過度に集中することとなる「会社」 2つの持株会社―純粋持株会社と事業持株会社 「独禁法研究会」の報告書 純粋持株会社に固有の問題 第3章 持株会社の2つの機能 課 題 事業支配力の過度集中 「禁止三類型」の内容 持株会社の2つの機能 「禁止三類型」の問題点 同業種の企業間統合 持株会社による内部組織の再編 持株会社の隠された「機能」 第4章 持株会社とコンツェルン 課 題 持株会社の2つの機能・再論 二重の「コンツェルン」 財閥コンツェルンと持株会社 持株会社と独占形成―戦前の持株会社論(1) 事業分離によるコンツェルン形成―戦前の持株会社論(2) 「持株会社=財閥コンツェルン=独占」 第5章 産業融合と企業結合 課 題 進む産業融合 「産業」とは何か 新産業への参入 「森と木のアナロジー」 いわゆる「企業分解」現象 第6章 分社と企業結合 課 題 「分社」の誕生とコンツェルン 「分社」という用語 自律的事業単位と非自律的事業単位 「事業部か子会社か」 分社化の理由 事業部制とカンパニー制―企業本体のスリム化 分社化と企業のサイズ |