1 行政訴訟の基礎理論 行政法総論から見た行政訴訟改革=大橋洋一 法の支配と行政訴訟=大浜啓吉 抗告訴訟に関する若干の考察=芝池義一 法の支配と行政訴訟制度改革=周 作彩 行政介入請求権=高木 光 2 行政訴訟の類型と要件 取消判決の拘束力による不整合処分の取消義務に関する一事例=阿部泰隆 ――在留期間更新不許可事案について―― ヨーロッパ法における取消訴訟改革の動向=伊藤洋一 ――私人原告の訴えの利益要件について―― 地方公共団体の原告適格=薄井一成 行政庁の第一次的判断権・覚え書き=小早川光郎 行政指導と取消訴訟の対象適格性=宮崎良夫 3 行政訴訟の審理過程 地域社会の訴訟参加=三辺夏雄 法務大臣権限法の合憲的運用=鈴木庸夫 科学技術裁判における無効確認訴訟の意義=高橋 滋 ――「もんじゅ」訴訟差戻し後控訴審判決の検討―― 司法審査基準の複合系=常岡孝好 ――行政裁量論の転換を目指して―― 出入国管理行政における行政事件訴訟法25条の諸問題=野口貴公美 ――「退去強制に対する仮救済の問題点」を契機として―― 4 行政訴訟と関連実体法 フランス医師懲戒裁判制度についての一考察=磯部 哲 情報公開訴訟における法律問題・再論=宇賀克也 「公の営造物」概念に関する試論=小幡純子 ――主に民間委託・民営化等との関連で―― 「計画による公共性」・再考=角松生史 ――ドイツ建設法における「計画附随的収用」―― セーフガード措置と行政法=斎藤 誠 ――行政争訟を中心とした考察―― Richard B. Stewart教授の「第三世代環境戦略論」小考=千 柄泰 情報,法,国家=中里 実 ――電子社会における国家の役割―― 土地利用計画と規制=山下 淳 道路大気汚染訴訟のゆくえ=山田 洋 ――ドイツの法改正によせて―― |