裁判外紛争処理と法の支配 | 有斐閣
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裁判外紛争処理と法の支配

裁判外紛争処理と法の支配

精力的研究の集大成

小島 武司 (中央大学教授)/著


2000年07月発売
A5判並製カバー付 , 322ページ
定価 7,480円(本体 6,800円)
ISBN 4-641-12879-0


裁判制度・裁判法一般

在庫なし

個人間の,企業間の紛争は正義にかない,迅速な処理がなされるべきであるが,現行の裁判制度では人的・物的に限られているため,すべてを裁判所で処理することはできない。裁判外の紛争処理が重要になるゆえんである。本書は,この問題の精力的な研究の集大成である。
目次
《主な目次》
I トータル・システムの構想
 A裁判外紛争処理の理論的位相
 B法文化比較管見
II 常設機関による紛争処理
 A裁判外紛争処理機関の包括的展望
 B裁判外紛争処理機関の最近の展開
 C弁護士会仲裁の台頭とその衝撃
 D製品事故と消費者苦情処理
III 事件の振分け・紛争解決の基準
 A事件の振分け基準
 B法的基準の役割
IV 民事調停の法制と運営
 A調停法制の沿革と展望
 B調停制度の運用と動向
V 国際仲裁の課題
 A法文化的中立性の確保
 B環太平洋仲裁モデルの可能性
VI 民事司法の国境なき課題
 A仲裁と外国法事務弁護士
 B民事司法の動因:グローバリティ
 C民事手続法における法族論再考
VII 司法制度改革とADRの展望
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