|
吉田 謙一 (東京大学教授)/著
2001年12月発売
A5判並製カバー付 ,
290ページ
定価 2,750円(本体 2,500円)
ISBN 4-641-08663-X
|
異状死──確実な病死以外の死──の背後に潜む犯罪・事故・災害などの事実を解明する学問,法医学。司法判断に密接にかかわる領域でありながら,法律家にはあまりなじみのない法医学を,事例に結びつけてわかりやすく解説した新しいタイプのテキスト。
○法医学の法的作用に着目
検死や司法解剖の結果が捜査・訴訟等に与えるインパクトについて,症例ごとに言及。
○豊富な具体例を軸にした専門外でも親しみやすい構成
判例や事例を多数収録。実例を通して解説することで,抽象的概念もイメージしやすく。
○異状死体発見時の手続や注意点を詳細に解説
関係者の権利義務関係を明らかにするために,警察官・検察官・臨床医がとるべき行動とは。
|
《主な目次》 異状死と死因決定の制度 死因論 死体現象 内因性急死・突然死 労災と過労死 損傷総論 頭部外傷と脳出血 胸腹部内臓・骨盤・脊髄損傷 ショックと関連する病態および塞栓症など 交通事故損傷 賠償医学 窒 息 胎児・新生児・出産をめぐる諸問題 児童虐待・ネグレクト 異常環境 中 毒 死亡診断書・死体検案書 医事法 医療事故・医療過誤 生命倫理 鑑 定 血液型と多型現象
|