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1994年04月発売
A5判 ,
238ページ
定価 2,750円(本体 2,500円)
ISBN 4-641-08607-9
在庫なし
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私たちの日頃の行動や思考・感情は,さまざまな対人関係や集団の中で,どのように影響されているのであろうか。本書は,社会の中に生きる個人の心理過程や個人同士の相互作用など心理学系社会心理学の基本的なことがらを,具体例をとおして平明に解説した入門書である。
「いかにして個人は同時に社会の原因であり結果であることができるか」という根本的な問いかけを残したのは,社会学の父祖といわれるコントであるが,このような「人間は社会・文化的な環境の影響を大きく受けながら,同時に,社会や文化を創造しているユニークな主体でもある」という人間理解は,今日の社会心理学にとっても基本的な視点である。社会心理学はその視点から多くの問題について実証的なデータを積み上げ,人間理解にせまろうとしている。本書は,その社会心理学の現在の一端をわかりやすく紹介するものである。
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《主な目次》 1章 社会的自己 2章 社会的動機 3章 対人知覚 4章 社会的認知 5章 態度 6章 態度変化 7章 対人魅力 8章 社会的比較 9章 社会的公正 10章 攻撃と援助 11章 社会的影響と同調・逸脱 12章 リーダーシップ 13章 コミュニケーション 14章 社会心理学をまなぶために
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