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国際紛争

国際紛争 -- 理論と歴史

理論と歴史の相互検証は!

ジョセフ・S.ナイ ジュニア (ハーバード大学ケネディ行政大学院学長)/著
田中 明彦 (東京大学教授),村田 晃嗣 (同志社大学助教授)/訳


2002年07月発売
A5判並製カバー付 , 308ページ
定価 2,750円(本体 2,500円)
ISBN 4-641-07657-X


国際政治

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20世紀の2つの世界大戦や冷戦を経た後も,人類は地域紛争やテロに見舞われている。なぜこのような紛争が起こるのだろうか。経済・環境の相互依存が進展し,民主的価値が広まるにつれて新たな世界秩序が達成されるのだろうか。こうした問いへの分析の道具を提供する。
目次
第1章 世界政治における紛争には一貫した論理があるか?
 1 2つの理論的伝統――リアリズムとリベラリズム
 2 国際政治とは何か?
 3 ペロポネソス戦争
 4 倫理的問題と国際政治

第2章 20世紀における大紛争の起源
 1 国際システムと因果関係のレベル
 2 反実仮想

第3章 バランス・オブ・パワーと第一次世界大戦
 1 バランス・オブ・パワー
 2 第一次世界大戦の起源

第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦
 1 集団安全保障の興亡
 2 第二次世界大戦の起源

第5章 冷 戦
 1 抑止と封じ込め
 2 冷戦への3つのアプローチ
 3 ローズヴェルトの政策
 4 スターリンの政策
 5 紛争の道程
 6 不可避であったのか?
 7 分析のレベル
 8 冷戦における米ソの目標
 9 封じ込め
 10 その後の冷戦
 11 冷戦の終結
 12 核兵器の役割

第6章 介入,制度,地域紛争
 1 主権と介入
 2 国際法と国際組織
 3 中東紛争

第7章 相互依存,グローバリゼーション,そして情報の時代
 1 相互依存の概念
 2 石油をめぐる脱国家的政治
 3 脱国家的主体
 4 情報化時代のパワーと相互依存

第8章 新しい世界秩序?
 1 未来への代替構想
 2 ナショナリズムとトランス・ナショナリズム
 3 新しい世界秩序?
 4 未来について考える
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