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援助するということ -- 社会福祉実践を支える価値規範を問う
価値規範の再構築
古川 孝順 (東洋大学教授),岩崎 晋也 (法政大学助教授),稲沢 公一 (東洋大学助教授),児島 亜紀子 (大阪府立大学講師)/著
2002年06月発売
四六判上製カバー付 ,
282ページ
定価 2,420円(本体 2,200円)
ISBN 4-641-07654-5
在庫なし
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「社会福祉において援助するということ」の意味を根元的に問う理論書。「ノーマライゼーション」「自己決定」「エンパワーメント」など,援助実践のなかで自明とされてきた価値規範を問い直し,社会福祉基礎構造改革等現代の社会状況に照らした再点検・再構築に挑む。
「なぜ,私と個人的関係がない人を援助しなければならないのか」。援助の現場にいる人が一度は突きつけられる援助の本質をめぐるさまざまな問いに,社会福祉学はどう答えるか。伝統的な社会福祉学研究の枠組みにとらわれない,新しい問題意識からのアプローチを提示する,注目の意欲作。
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《主な目次》 序 なぜ援助するのか=岩崎晋也 第1章 社会福祉援助の価値規範――社会と個人の交錯するところ=古川孝順 第2章 なぜ「自立」社会は援助を必要とするのか――援助機能の正当性=岩崎晋也 第3章 援助者は「友人」たりうるのか――援助関係の非対称性=稲沢公一 第4章 誰が「自己決定」するのか――援助者の責任と迷い=児島亜紀子
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