第1部 地球環境問題 東西冷戦の終焉と環境安全保障 オゾン層はどこまで守られているか 地球環境に関する条約 地球環境の統合評価 気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書 環境の場におけるアクター 第2部 南北問題と環境 持続的発展と国際環境政策 国際分業を通じた資源と環境の収奪 エビ養殖・輸入とアジアの環境破壊 行き先のない強制移住――ナルマダ渓谷ダム計画(インド) カナダ先住民の生活と水銀汚染によるその破壊 フィリピンにおける公害被害の階層構造 中国における人口流動と都市 第3部 成長と発展を問い直す GNP指標と公害問題 貧しさと豊かさ 内発的発展論の系譜 「生態学的安全」を問う テクノロジー・環境・世代間の公平 第4部 新しい環境政策・手法の展開 予防原則の歴史と現代的意義 環境リスクの制御 情報化時代の環境市民運動 バルディーズ原則 環境会計と環境監査 二つの環境会計 グリーン電力制度の展開 公共事業政策の転換――USBRのケース 第5部 持続可能な発展とは何か 停止状態について 持続可能な発展に向けて 「持続可能な発展論」の現状と課題 定常状態の経済 |