萬葉集全注 巻第十九 | 有斐閣
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萬葉集全注 巻第十九

萬葉集全注 巻第十九

萬葉集全注 全二十巻 > 萬葉集全注 全二十巻 19

青木 生子/著


1997年12月発売
A5判 , 336ページ
定価 5,500円(本体 5,000円)
ISBN 4-641-07149-7


文学

在庫なし

越中秀吟歌群12首を巻頭に配し春愁3首を以て閉じる本巻は,家持が格別の思い入れをこめた文芸的香り高い巻であり,まさに家持歌集と呼ばれるに相応しい。天宝勝宝2年を頂点とするこの時期,燦然と輝く家持秀歌の数々は後世,万葉歌の至り着いた境地とも評価される。
*1000年の歴史をもつ万葉研究の本流である訓詁注釈の伝統の上に,現代万葉学の特色――歴史,風土,民俗,宗教など隣接諸学との多様な交流――を活かした,新しい内容の,滋味あふれる注釈。
*本文は,「原文よみ下し」と「口語訳」とを大きな活字で上下2段に対照,歌のもつ声調をいきいきと味わえるように配慮した。
*解説は,〔注〕と〔考〕の2部に分け,精緻な語釈をほどこす〔注〕に対し,〔考〕の部では作歌の動機やその社会的背景を描くとともに,歴史に生きる作者の姿を再現するようにつとめた。本全注は,研究者,学生にとって絶好の手引であるばかりでなく,広く一般愛好者の心の糧ともなるであろう。
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