萬葉集全注 巻第八 | 有斐閣
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萬葉集全注 巻第八

萬葉集全注 巻第八

萬葉集全注 全二十巻 > 萬葉集全注 全二十巻 8

井手 至/著


1993年04月発売
A5判 , 374ページ
定価 5,852円(本体 5,320円)
ISBN 4-641-07138-1


文学

在庫なし

巻第八は,146首の長短歌を春夏秋冬の四季に分類し次いでその内部を雑歌と相聞とに分かつ。全体に,花や鳥を詠みこんだ歌が多く,特に家持が題材として取り上げたうぐいす・春雉・石竹花・雪梅などは,彼が漢詩の風物を和歌に取り入れたものとして,本巻の作風の特徴をなす。
  《本書の特徴》
▼1000年の歴史をもつ万葉研究の本流である訓詁注釈の伝統の上に,現代万葉学の特色――歴史,風土,民俗,宗教など隣接諸学との多様な交流――を活かした,新しい内容の,滋味あふれる注釈。
▼本文は,「原文よみ下し」と「口語訳」とを大きな活字で上下2段に対照,歌のもつ声調をいきいきと味わえるように配慮した。
▼解説は,〔注〕と〔考〕の2部に分け,精緻な語釈をほどこす〔注〕に対し,〔考〕の部では作歌の動機やその社会的背景を描くとともに,歴史に生きる作者の姿を再現するようにつとめた。本全注は,研究者,学生にとって絶好の手引であるばかりでなく,広く一般愛好者の心の糧ともなるであろう。
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