|
1993年08月発売
A5判 ,
226ページ
定価 2,090円(本体 1,900円)
ISBN 4-641-06666-3
在庫なし
|
貨物海上保険は,数ある保険種目のうち,職務上,もっとも専門性を求められる商品である。それは,英文約款によっていること,保険証券が譲渡性をもつことなどの特徴から生じている。本書は,総論・理論・実務の3編構成をとり,学生にも理解できるよう解説している。
損害保険種目の中でも長い歴史をもち,国際性に富み,実務の上で専門性を特に求められるのが貨物海上保険である。それだけに学生にとって理解しにくい保険種目といえよう。学問的にも研究対象として多くの著作がみられるが,理論と実務の間に食い違いもみられる。本書は,実務と理論の両面から貨物海上保険とは何かを豊富な実務経験に基づき簡潔明快に解説したテキストであると同時に損保マンにも有用な書。
|
《主な目次》 1 総 論 1 貨物海上保険の位置づけと分類 2 貨物海上保険の特徴 3 貨物海上保険契約の性格 4 保険契約の当事者および関係者 5 告知義務 6 保険証券とその解釈原則 7 英文保険証券の変遷と約款構成 2 理論編 1 海上被保険利益 2 保険価額および保険金額 3 海上危険 4 保険期間および危険の変動 5 海上損害 3 実務編 1 貿易と貨物海上保険 2 売買代金の決済と保険の役割 3 貨物保険実務
|