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日本の企業システムの本質に迫る傑作論文選,日本企業の技術力・組織力の本質と問題点を解明
伊丹 敬之 (一橋大学教授),藤本 隆宏 (東京大学教授),岡崎 哲二 (東京大学教授),伊藤 秀史 (一橋大学教授),沼上 幹 (一橋大学教授)/編
2005年12月発売
四六判上製カバー付 ,
392ページ
定価 3,080円(本体 2,800円)
ISBN 4-641-05393-6
在庫なし
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日本の企業や経済システムに対する評価が揺らいだかに見えた1990年代。諸学問においては,その強みや普遍性・特殊性について,現実を鋭く見据えた分析と考察が積み重ねられてきた。これらの研究成果を経済学・経営学・歴史学を中心に精選・網羅し,体系的に位置づける。93年に発行され,必読論文集として好評を博した同名シリーズの第2期。
競争優位を獲得し優れたイノベーションを起こす戦略とは何か―日本企業の強みと弱みを「“見失った”10年」に,経営学者たちは深い思考をめぐらしていた。日本企業の技術力・組織力の本質と問題点を解明する選りすぐりの傑作論文13篇を収録。
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序 章 1990年代の経営戦略研究=沼上 幹 Part1 戦略の思考法 第1章 新しい事業システムの設計思想と情報資源=加護野忠男 第2章 間接経営戦略への招待=沼上 幹 第3章 競争戦略論と経済学の共進化=淺羽 茂 Part2 日本企業の戦略とイノベーション 第4章 技術戦略に基づく競争戦略の展開=新宅純二郎 第5章 マルチプロジェクト戦略=延岡健太郎 第6章 イノベーションと情報の粘着性=小川 進 第7章 日米HPC産業における性能進化=軽部 大 Part3 アーキテクチャをめぐる考察 第8章 アーキテクチャという考え方=青島矢一・武石 彰 第9章 経営戦略としてのオープン・アーキテクチャ=國領二郎 第10章 モジュラー化の罠=楠木 建・H.W.チェスブロウ 第11章 組織能力と製品アーキテクチャ=藤本隆宏 Part4 歴史的視野が見せてくれるもの 第12章 資源の集中による間隙=島本 実 第13章 技術システムの構造化理論=加藤俊彦
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