第1章 総 説 第1節 経済刑法の保護法益 第2節 経済刑法と市民の経済生活の保護 第3節 現代の企業犯罪 第4節 不法収益の剥奪と法人処罰の強化 第5節 企業に対する高額罰金と制裁の減免措置 第6節 行政の実効性確保と刑事法 第7節 経済犯罪の訴追における犯則調査手続と行政調査手続 第2章 会社経営に関する罪 第1節 商法罰則の保護法益 第2節 特別背任罪の検討 第3節 会社財産の不正支出と業務上横領罪・特別背任罪 第4節 会社財産を危うくする罪 第5節 粉飾決算と違法配当罪 第6節 預合罪・応預合罪 第7節 総会屋に対する利益供与の処罰 第8節 利益供与罪に関する裁判例の検討 第9節 総会屋に対する利益供与罪 第10節 商法上の贈収賄罪 第11節 殖産住宅等贈収賄事件最高裁決定 第12節 産業スパイ事件と刑事責任 第3章 金融犯罪 第1節 不正融資と背任罪の成否 第2節 出資法をめぐる法解釈上の諸問題など 第3節 出資法と大衆の資産形成 第4節 浮貸し等(出資法三条違反)の罪 第5節 預金等不当契約(導入預金)取締法 |