《主な目次》 変革のなかの刑事法=田宮裕 「憲法的刑法学」と憲法理論=平川宗信 刑法における重点の変遷=堀内捷三 刑法改正問題管見=小暮得雄 抑止刑再論=所一彦 死刑存置論と廃止論の接近=土本武司 ドイツにおける自由刑と罰金刑の併科=上嶌一高 相当因果関係と客観的帰属=鈴木茂嗣 微罪処分と刑法解釈=前田雅英 正当防衛権の日本的変容=川端博 錯誤に基づく被害者の同意=林幹人 故意の内実について―再論―=伊東研祐 徹底して具体化された故意の概念と故意の認定について=齋野彦弥 責任能力と法律判断=林 美月子 「原因において自由な行為」の整理・整頓=町野朔 不能犯について=林陽一 越境犯罪に対する刑法の適用=山口厚 談合罪についての覚書=西田典之 文書概念の解釈を巡る近時の動向について=今井猛嘉 形式詐欺と実質詐欺について=伊藤渉 詐欺罪における「交付」について=鈴木左斗志 自殺幇助処罰規定の合憲性=鈴木義男 アメリカにおける銃器規制=田中開 法人処罰に関する一考察=佐伯仁志 法人に対する告発=板倉宏 浮貸し等の罪(出資法三条違反)の一考察=京藤哲久 損失保証・損失補てんの罪=芝原邦爾 |