《主な目次》 第1編 民法総則 虚偽表示ことに民法94条2項の類推適用と表見代理ないし広義の無権代理の判例が最も多く,ついで,法人,公序良俗,取得時効,消滅時効とが並ぶ。 第2編 物権法 前半(用益物権まで)では,物権変動がやはり多く,即時取得も入れた広義の占有権がそれに続く。後半(担保物権)では抵当権判例が中心となっているほか,非典型担保にあっては譲渡担保が目につく。 第3編 債権総論 債務不履行関係,弁済関係が最も多く,債権譲渡,詐害行為取消権もほぼ同程度あり,次に相殺関係,さらに,債権者代位権,保証債務が並ぶ。 第4編 債権各論 前半(契約)では,解除に関する判例が圧倒的に多く,賃貸借,売買,贈与と続く。後半(不法行為)では,一般の不法行為,特殊の不法行為それぞれの成立要件についての判例が目につく。 (以上,主要判例138件,関連判例162件を収録) |