HOME > 詳細 > 人工生殖の法律学 -- 生殖医療の発達と家族法
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1994年08月発売
四六判 ,
214ページ
定価 1,815円(本体 1,650円)
ISBN 4-641-03794-9
在庫なし
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人工授精,体外受精,代理母など生殖医療の発達によって,父とは誰か,母とは誰かという根源的な疑問が生じているが,日本では,法的な検討がされないままに現実が進行している。家族法,医事法の専門家である著者が,外国の法制を紹介しながら,問題点を整理する意欲作。
望まない妊娠をしない,好きなときに好きな性をもつ子どもを好きなだけ産む――生殖のコントロールは,人類の夢だったかもしれない。その夢は今や医療技術の飛躍的な発展によってほとんど実現されたが,その一方で,倫理的・社会的・法的に多くの問題をひきおこしている。日本では,法的な対応がまったくされないままに,生殖技術と個人の欲望が先行しているが,このままで良いはずはない。本書では,人工生殖と人工妊娠中絶の2つに分けて,外国法制や判例を検討しながら,子どもの幸福にとって何が重要なのかを家族法の視点から考える。
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《主な目次》 PART1 人工生殖 人工授精 代理母 体外受精 法規制 立法について PART2 人工妊娠中絶 堕胎罪 犯罪から権利へ イギリス,アメリカ,日本では
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