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現代の不法行為法

現代の不法行為法 -- 法の理念と生活世界

棚瀬 孝雄/編


1994年05月発売
四六判 , 332ページ
定価 2,915円(本体 2,650円)
ISBN 4-641-03792-2


債権各論 > 不法行為

在庫なし

人が何か不注意で他の者に損害を与えたときの償いは,我々の生活上の慣行であり,この上に不法行為法が基礎づけられている。こうした法と生活世界および巨大化した産業社会のもたらす危険を,法・システム・生活世界の三元的な絡みの中で,学際的に読み解こうとした書。
目次
《主な目次》
はじめに 不法行為法の道徳的基礎
1 法と生活世界
 法的思考様式と日常的道徳意識/不法行為法の危機/日本社会とその紛争解決システム/コミュニティ論からみた現代不法行為法
2 法の言説と法過程
 交渉的秩序と不法行為制度/法的言説空間における権力作用/現代不法行為法における道徳化と脱道徳化/不法行為法における「不運」の位置/法の言説と日常の言説
3 制度の論理と倫理
 損害賠償制度の展開と「総合救済システム」/損害賠償法理の道徳的基礎と民法解釈論/不法行為法の制度の危機と改革の意識/交通事故被害者損害賠償の法理と道徳/法と感情/責任と共同体
まとめ 法の意味了解とコミュニティ
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