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1994年07月発売
A5判 ,
384ページ
定価 4,070円(本体 3,700円)
ISBN 4-641-03193-2
在庫なし
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世界情勢の大きな変動のなかで,制定50年を迎えようとする日本国憲法を,国際的な視角を持って学び・考えるために,日本国憲法に重要な関係・影響のある4カ国の憲法の生成・発展過程と現状をわかり易く解説し,比較憲法学の第一歩へと誘う好テキスト。
ボーダーレス社会での国際的人権保障や東西二極構造終焉後の世界で日本の果たす役割など,日本国憲法をとりまく環境も日々変化し,新しい課題も多い。それらの諸課題に冷静かつ的確に応えるには,その前提として日本国憲法の持つ普遍性や独自性を客観的に分析・認識することが必要である。欧米諸国の強い影響を受けて成立した日本国憲法の学習・理解のためには,各国憲法との比較を通じて共通点や相違点を明らかにすることが重要となる。その上で行われる法の解釈・評価は一層安定した深みのあるものとなるだろう。
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《主な目次》 序章 比較憲法学の課題と方法=阿部照哉 1章 イギリス=松井幸夫 2章 アメリカ合衆国=阪本昌成 3章 フランス=矢口俊昭 4章 ドイツ=初宿正典
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