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1996年02月発売
A5判 ,
412ページ
定価 3,740円(本体 3,400円)
ISBN 4-641-02721-8
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名著『法学入門』が,20余年の間になされた立法,蓄積された判例を見直し,大幅な改訂を加えて,今ここに『法学の基礎』と書名も新たに蘇る。法はダイナミックなものであるという主張が通底音となって流れる,すべての人々に向けた重厚でヒューマンな法学への招待の書。
「標題を改めたのは,初学者の手引きという入門書としての本来の意図を変えたわけではないが,同時に,この際,法学についても著者の基礎的見解を学界に問うてみたいと考えたからである。実を言えば,旧著についても「入門」ではなくて「出門」だという批評もあった。……これはまさにそのとおりであって,現にわたくし自身も旧著を苦心して書き上げたことによって,はじめて法学とは何かが多少とも解って来たのであった。本当は,法学全体の的確な把握なしには,入門書としても不適当なのではなかろうか。」(「はしがき」より)
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《主な目次》 第1編 法 第1章 序 論 第2章 法の静態 第3章 法の動態 第4章 法の理念と実定法の効力の限界 第2編 法 学 第1章 序論 第2章 法学の諸傾向とその系譜 第3章 法学の諸分野とその任務
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