新版注釈会社法／第２補巻／平成５年改正

本書は，平成５年６月４日に成立し，同月14日に公布され，同年10月１日から施行されている「商法等の一部を改正する法律」（平成５年法律62号）および「商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」（平成５年法律63号）の注釈書である。
「商法等の一部を改正する法律」は，商法，「株式会社法の監査等に関する商法の特例に関する法律（商法特例法）および，「担保附社債信託法」（担信法）という三つの法律の一部を改正する法律であり，商法中の37カ条，商法特例法中の15カ条および担信法中の71カ条を改正したものである。株主代表訴訟の改善，監査役制度の充実，株主の帳簿閲覧権の持株要件の緩和の３点のほか，社債法制の全面的に近い改正であった。広範・多岐におよぶ平成５年会社法大改正について，各巻ごとの内容に即して詳細に解説した，最新かつ最も信頼できる完全注釈の決定版。