新版注釈会社法／（補巻）／平成２年改正

『新版注釈会社法』全15巻のうち第15巻の総索引をのぞく本編は，平成２年に完結した。この補巻には，同年に成立をみた会社法の大改正（平成３年４月１日施行）とそれに伴う諸改正について，各巻ごとの内容に即して詳細な注釈をほどこす。実務界待望のコンメンタール！
平成２年に行われた株式会社法および有限会社法を中心とする商法の大改正と，それに伴う商法改正法規，株券保管振替法，商法特例法，社債発行限度暫定措置法，担保附社債信託法等の改正についての，最も詳しい注釈書。改正の範囲は，株式会社法については，設立，株式，計算，新株の発行および社債の各節のほか，機関，資本の減少，解散，罰則等の諸節における関連条文にまで及び，その内容は，長年の懸案であった株式会社の最低資本金制度の実現など画期的なものであった。有限会社法では，最低資本金額の引上げのほか，設立や組織変更に関する規定が改善・整備され，制定以来初めての大改正となった。これら広範・多岐におよぶ平成２年会社法大改正についての，最新かつ最も信頼できる完全注釈。