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女性の生きづらさとジェンダー -- 「片隅」の言葉と向き合う心理学

社会に背負わされた不当な苦しみと向き合う

心理科学研究会ジェンダー部会/編
青野 篤子 (福山大学名誉教授),田口 久美子 (和洋女子大学教授),沼田 あや子 (白梅学園大学特任講師),五十嵐 元子 (帝京短期大学准教授)/編集委員


2021年11月発売
四六判並製カバー付 , 360ページ
定価 2,530円(本体 2,300円)
ISBN 978-4-641-17470-2
Gender and the Difficulties Living as a Woman:Psychology that Listens to the Unheard Voices in Society

心理学
社会学 > 女性学・男性学・ジェンダー
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女性の生きづらさはどこからきているのか。その解消や緩和のために何ができるのか。臨床現場に近しい心理学者や実践家が真摯に向き合い,女性たちの声をすくいあげる。現代のジェンダーに埋め込まれた生きづらさ,マイノリティ性の問題に対して一石を投じる。

◆書斎の窓の「自著を語る」コーナーにて,本書が紹介されています。 →記事を読む
目次
●第Ⅰ部 子どもの生活とジェンダー
第1章 子どもたちの生活実態とジェンダー──さまざまな相談の現場から(小林幹子)
第2章 はじき出された少女たち──少年院の女子少年からみえる世界とは(鈴木育美)
●第Ⅱ部 青年期をめぐるジェンダー
第3章 女子大学生の時間的展望──過去,現在,そして未来(都筑 学)
第4章 デートDV──「一心同体の恋人関係」に潜む危険性(松並知子)
第5章 性を超えようとする人たち──マイノリティと呼ばれて(薛 小凡)
●第Ⅲ部 家族・子育てをめぐるジェンダー
第6章 育児休業の光と影――母親に取得が偏る実情が物語るもの(瓜生淑子)
第7章 「子どもを預ける」「子どもを預かる」──女性の仕事の格差と葛藤(清水民子)
第8章 母親の人生は誰のものか──障害児を育てる母親の語りから(沼田あや子)
第9章 保育という仕事──母性的ケアと労働のはざまで(五十嵐元子)
●第Ⅳ部 社会のなかで生きぬく女性たち
第10章 女性が女性を支援すること──支援される者との対等な関係は成立可能か(沼田あや子・五十嵐元子)
第11章 女性と非正規労働──派遣労働に着目して(田口久美子)
第12章 「となりにいる」フェミニストたち──the personal is politicalのいま(青野篤子)
第13章 戦争と平和と女性──被爆女性のライフヒストリー(青野篤子・田口久美子)
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