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BLの教科書

はじめてのBL研究入門!

堀 あきこ (関西大学非常勤講師),守 如子 (関西大学教授)/編


2020年07月発売
A5判並製カバー付 , 306ページ
定価 2,640円(本体 2,400円)
ISBN 978-4-641-17454-2
BL Studies: An Introduction

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BL(ボーイズラブ)の歴史や研究の方法論,社会との関わりなどをジェンダー視点を重視して整理したBL研究入門。少年愛の時代からBLが一般的になった現在への変遷や,様々な形態のBLについて分析。BLをテーマに卒論や修論を書こうと思っている人に最適。

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※特設ページ『ジェンダー フェミニズムを考える』で本書を紹介しています。
目次
はじめに――なぜ,BLは重要な研究対象となっているのか(堀あきこ)
第1部 BLの歴史と概論
 第1章 少年愛・JUNE/やおい・BL――それぞれの呼称の成立と展開(藤本由香里)
 第2章 少年愛と耽美の誕生――1970年代の雑誌メディア(石田美紀)
 Column(1) 竹宮惠子×西炯子――『JUNE』「お絵描き教室」が果たした役割 (倉持佳代子)
 第3章 同人誌と雑誌創刊ブーム,そして「ボーイズラブ」ジャンルへ――1980年代~90年代(西原麻里)
 第4章 BLの浸透と深化,拡大と多様化――2000年代~10年代(堀あきこ・守如子)
 Column(2) BLと百合,近くて遠い2つの世界(田原康夫)
 第5章 BLはどのように議論されてきたのか――「BL論」学説史総論(守如子)
 Column(3) 海外におけるBL文化の広がりと海外の研究(ジェームズ・ウェルカー)
 付 論 BL小説ブックガイド(『BLの教科書』編)
第2部 さまざまなBLと研究方法
 第6章 やおい同人誌を研究する――物語とキャラクターの分析(石川優)
 第7章 「BL読み」という方法――BL短歌,クィア・リーディング,二次創作短歌(岩川ありさ)
 第8章 ポルノとBL――フェミニズムによるポルノ批判から(堀あきこ)
 Column(4) BLマンガとゲイコミック(田亀源五郎 聞き手:藤本由香里)
 第9章 やおいコミュニティにおける実践(東園子)
 第10章 男性アイドルとBL――BLのまなざしで男性集団の〈絆〉の描かれ方を読み解く(西原麻里)
 Column(5) 2.5次元舞台におけるBL的実践(須川亜紀子)
 第11章 BLゲームとアーカイブ(木川田朱美)
第3部 BLとコンフリクト
 第12章 社会問題化するBL――性表現と性の二重基準(堀あきこ)
 第13章 ゲイ男性はBLをどう読んできたか(前川直哉)
 Column(6) 生身の人間にファンタジーを押しつけないために(守如子)
 第14章 BLとナショナリズム(金孝眞)
おわりに――なぜ,「BLの教科書」なのか(守如子)

書評等

※『マンガ研究』vol.27(2021年4月)に書評が掲載されました。評者は,松井広志・愛知淑徳大学創造表現学部准教授。
※『朝日新聞』(2021年3月23日付)「いまどきマンガ塾」の「マンガ研究本、オススメの4冊 現代社会に直接影響を与える実践の書」で紹介されました。紹介者は,伊藤遊・京都精華大学国際マンガ研究センター研究員。→記事を読む
※『図書新聞』(2021年1月16日号)に書評が掲載されました。評者は,久保南海子・愛知淑徳大学心理学部教授。
※『ふぇみん』(2020年12月5日号)に,堀あきこ先生の寄稿文「BLから見える,ジェンダー,セクシュアリティ,女の性的欲望」が掲載されました。
※『ダ・ヴィンチ』(2020年11月号)の「四人のブックウォッチャー 絶対読んで得する8冊」に掲載されました。紹介者は,ヒラギノ游ゴ氏・ライター,編集者。
※『GQ JAPAN』に編者インタビューが掲載されました。→記事を読む(前篇後篇
※『週刊新潮』(2020年10月8日号)の「Bookwormの読書万巻」欄の「ベストセラー街道をゆく!」に掲載されました。
※『好書好日』に編者インタビューが掲載されました。→記事を読む
※『朝日新聞』(2020年9月12日付朝刊)に書評が掲載されました。評者は,坂井豊貴・慶應義塾大学経済学部教授。→記事を読む
※『美術手帖』(2020年10月号)の「BOOK」に掲載されました。
※新聞3紙に紹介記事が掲載されました。
 ・『高知新聞』(2020年8月21日付夕刊)
 ・『下野新聞』『南日本新聞』(いずれも,8月24日付朝刊くらし面)
※「弁護士ドットコムニュース」に著者・堀あきこ先生のインタビュー記事「あの『有斐閣』から出版された『BLの教科書』の編者,堀あきこさんに聞く ボーイズラブを研究する意味」が掲載されました。→記事を読む
※『東京新聞』(2020年8月29日付朝刊)に書評が掲載されました。評者は,川口晴美氏・詩人。→書評を読む
※「和樂web」に編集担当者のインタビュー記事が掲載されました。→記事を読む
※BLポータルサイト「ちるちる」に本書のColumnを素材にした「ちるちる記者 夏の自由研究」が掲載されました。
 ・第1回:海の向こうのBL事情はどうなってるの?調べてみた
 ・第2回:近くて遠い沼"百合"について聞いてみた!! 百合好きBLファンの実態調査
 ・第3回:2次元の壁を壊した!? 流行りの2.5次元舞台の真髄に迫る!
 ・第4回:「BLはファンタジー」はなぜイケナイ? BLについて真面目に話し合ってみた
※BLポータルサイト「ちるちる」のライブ配信に編集担当者が出演いたしました。→アーカイブはこちら
※BLポータルサイト「ちるちる」に編者インタビュー記事が掲載されました。→記事を読む
※『ダ・ヴィンチ』(2020年7月号)に,堀あきこ先生・守如子先生のインタビュー記事「社会学者が語る 学問としてのBL」が掲載されました。また,同号の「2020BL最新キーワード」に取り上げられました。

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