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今を生きる女のあゆみ
鹿野 政直 (早稲田大学名誉教授)/著
2004年07月発売
A5判並製カバー付 ,
288ページ
定価 2,420円(本体 2,200円)
ISBN 4-641-07680-4
在庫なし
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敗戦から現在まで,日本女性をめぐる環境は大きな変化を遂げた。その中で,女性にとって何が広く深い経験となったのか。彼女たちの行動と思索を跡づけ,未来への希望の火種を見出す。思想史家の書き下ろし女性史。
「幅ひろい意味でのフェミニズムは,20世紀後半におけるもっともめざましい思想運動・既存の文明への挑戦の1つであり,それゆえに社会運動・政治運動としても展開した。わたくしは,身体の動かし方としては,傍観者の域を多く出るものではなかったが,意識のうえでは,男たちがそれに向きあうだけのどんな思想を創りえたのかとの自問とともに,揺さぶられつづけてきた。女性のそうした軌跡を跡づけ,自分に認識しておきたいとの念が,この仕事への動機となった。」(「前史」より)
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前史 「戦後」の構築 1章 「社員」・「主婦」システムの造出 2章 ウーマン・リブの旗 3章 主体回復への波 4章 フェミニズムと現在
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