モビリティーズの社会学 | 有斐閣
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モビリティーズの社会学

社会科学のパラダイムシフトに挑む

吉原 直樹 (東北大学名誉教授),飯笹 佐代子 (青山学院大学教授),山岡 健次郎 (群馬県立女子大学准教授)/編


2024年07月発売
A5判並製カバー付 , 230ページ
定価 3,850円(本体 3,500円)
ISBN 978-4-641-17498-6
Towards a Sociology of Mobilities

社会学
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いま最も注目される概念である「モビリティーズ」の理論的な論点を整理し,各地域のモバイルな諸相を具体的に論じる注目の書。移動する人びとや国境,境界,非西洋社会の側から現代社会の流動性をとらえ,グローバリゼーションを問い直す,知的ダイナミズム溢れる本。
目次
序 章  いま,なぜ,モビリティーズか(吉原直樹・山岡健次郎)
 第Ⅰ部 モビリティーズの論点
第1章 モビリティーズへの基本的視座(吉原直樹)
第2章 モビリティーズとベック──メタモルフォシス理論とは何か(伊藤美登里)
第3章 モビリティーズとネットワーク(伊藤嘉高)
第4章 モダニティの両義性と複数性(山岡健次郎)
 第Ⅱ部 グローバリゼーションからモビリティーズへ
第5章 ケア労働,モビリティーズ,ジェンダー──フィリピン人労働者の経験から(小ヶ谷千穂)
第6章 国民国家の変容と再編──アフリカからの視点(武内進一)
第7章 ディアスポラとデジタル・ナショナリズム──イボ人ディアスポラによるビアフラ分離主義運動を通して(松本尚之)
第8章 難民キャンプのモビリティーズ──アフリカにおける境界的空間(村橋勲)
第9章 難民を翻弄するオーストラリアの境界政治──収容の海外移転・新植民地主義・新自由主義(飯笹佐代子)

書評等

※『週刊読書人』(2024年10月11日号)の3面に書評が掲載されました。評者は,根岸海馬・日本女子大学学術研究員。

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