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雇用関係と社会的不平等 -- 産業的シティズンシップ形成・展開としての構造変動
労働者の分断を生む階層構造と排除のメカニズムに迫る
今井 順 (上智大学教授)/著
2021年01月発売
A5判上製カバー付 ,
374ページ
定価 5,940円(本体 5,400円)
ISBN 978-4-641-17458-0
Employment Relations and Social Inequalities: Social Structual Changes Shaped by the Development of Industrial Citizenship
○在庫あり
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1980年代半ば以降30年にわたる「雇用改革」は,雇用関係をどのように変え,社会的不平等と排除のパターンにどのような影響を与えたのか。「産業的シティズンシップ」に着目し,日本の正規雇用と非正規雇用の格差拡大について一貫した論理で整理する意欲作。
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第1部 産業的シティズンシップによる不平等と排除 第1章 雇用関係の形成と産業的シティズンシップ 第2章 企業別シティズンシップの形成 第2部 労働市場の規制緩和と再規制──企業別シティズンシップによる平等の限界 第3章 労働市場の新しい分断──規制緩和による非正規雇用の拡大 第4章 労働市場の再規制──分断の意図しない正当化と可視化 第5章 非正規雇用を生きる若年男性──去勢されたライフコースで経験する葛藤 第3部 正規雇用者管理の厳格化──企業別シティズンシップによる階層化の進展 第6章 裁量労働制の拡大──労働時間の規制緩和と努力の再交渉による労働者の分断 第7章 成果主義労務管理制度の導入──「努力」の再交渉による階層化 第8章 階層化としての多様化──「義務」遂行能力による選別と限定正社員 第4部 結語──分断化・階層化の認識基盤とその変化 第9章 日本的雇用関係の変化と社会的不平等の構造──変わる企業別シティズンシップへの認識
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※『日本労働社会学会年報』(第33号/2022年)に書評が掲載されました。評者は, 山田信行・駒澤大学文学部教授。 ※『社会学評論』(第73巻2号/2022年)に書評が掲載されました。評者は, 上林千恵子・法政大学名誉教授。 ※『社会と調査』28号(2022年3月号)に書評が掲載されました。評者は,長松奈美江・関西学院大学社会学部准教授。 ※『日本労働研究雑誌』2022年1月号(738号)に書評が掲載されました。評者は,森山智彦氏(労働政策研究・研究機構研究員)。 ※『個人金融』(2021年夏号)に書評が掲載されました。評者は,有田伸・東京大学教授。 ※書斎の窓の「書評」にて,竹ノ下弘久慶應義塾大学教授が本書を紹介しています。 →記事を読む
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