不当条項規制の構造と展開 | 有斐閣
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不当条項規制の構造と展開

不当条項規制の構造と展開

不当条項規制の実像を描く

大澤 彩 (法政大学准教授)/著


2010年10月発売
A5判上製カバー付 , 538ページ
定価 9,020円(本体 8,200円)
ISBN 978-4-641-13578-9


債権各論 > 契約 > 契約総則
経済法 > 消費者保護法

在庫なし
受賞

不当条項規制はどのようにあるべきか。本書は日本の民法・消費者契約法とフランスの消費法典等を素材に,制定の背景や裁判例・学説の比較・検討を行うことで,不当条項規制の原理を探り構造を明らかにする。日本における不当条項規制のあり方を提示する意欲作。
目次
序 章
第1章 日本法の現状
 第1節 消費者契約法成立後の裁判例
 第2節 消費者契約法成立後の学説
 第3節 第1章のまとめと第2章の課題
第2章 日本法の背景──これまでの不当条項規制をめぐる日本の議論
 第1節 約款規制と消費者保護
 第2節 不当条項規制論の本格化
 第3節 不当条項規制の現実化
 第4節 小括
 第5節 日本法の検討から得られた示唆──本書の課題の確認と比較の視点
第3章 フランスにおける濫用条項規制の展開──通史的考察
 第1節 フランスの濫用条項規制の概要
 第2節 1978年法制定前
 第3節 1978法制定過程
 第4節 1978年法から1995年法まで
 第5節 1995年法以降
第4章 フランスにおける濫用条項規制の構造──濫用法理との関係
 第1節 濫用条項規制の変遷
 第2節 濫用条項規制における「拡大された側面」と「限定された側面」
 第3節 濫用条項規制の背景
 第4節 濫用条項規制における「濫用」法理の意義
 第5節 濫用条項規制における「濫用」法理の具体化
結 章 日本法への示唆
 第1節 フランス法のまとめ
 第2節 日本法への示唆
 第3節 残された課題

受賞

第1回(2014)津谷裕貴・消費者法学術実践賞(学術賞)

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