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2001年03月発売
四六判並製カバー付 ,
240ページ
定価 1,870円(本体 1,700円)
ISBN 4-641-28045-2
在庫なし
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法律の分野で性の問題がきちんと論じられる契機のひとつとなった前著『性の法律学』。その後もセクシュアル・ハラスメント裁判等で女性の立場に立ち,性暴力と戦い続けている著者が再び「性」を切り口に日本の法制度の見直しに挑戦する。この10年何が変わったか?
「セクシュアル・ハラスメント」が流行語大賞に輝いたのは,10年あまり前のことである。21世紀を迎えたいま,「ドメスティック・バイオレンス」「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント」「性同一性障害」など,性にかかわる新しい言葉が次々と市民権を得ている。しかし,基本的人権の基礎となる「性の自由」や「性の自立」はどこまで実現できているだろうか。著者の問題意識はますます先鋭にならざるをえないが,語り口はいたってやさしくわかりやすい。
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《主な目次》 第1章 性的マイノリティの権利 第2章 結婚制度とドメスティック・バイオレンス 第3章 セクシュアル・ハラスメント──10年の軌跡 第4章 買売春を考える 第5章 ポルノグラフィと女性の人権 第6章 性暴力の根絶をめざして 〈付〉「女性の権利」と憲法
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