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1995年12月発売
四六判 ,
228ページ
定価 2,420円(本体 2,200円)
ISBN 4-641-05833-4
在庫なし
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〈宗教〉や〈科学〉など現代人が強い関心をもっているテーマに,ウェーバーは雄大な構想力で鋭くせまっている。――新資料もふまえ,その多面的で懐の深い仕事を豊かな洞察や理論の背後にある人間像を提示しながら,ヴィヴィッドにわかりやすく説いた最新の入門書。
「ウェーバーの思想家としての関心は,根本的には,人間のあり方,すなわち,歴史と社会の変容に応じてかわる人間類型の様態にあった。彼の近代化過程の大規模な究明は,一貫して,そこでの人間の人格性のあり方に視点を設定している。彼の学問論も例外ではない。これは,たんなる専門的意味での認識論や論理学ではない。彼はそこで近代人の人間としてのあり方とその人間にとってのあるべき認識の構造と意味を問うたのである。」(本文より)
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《主な目次》 1 序 論――時代と人 2 時代との対決――理想主義のために 3 科学と倫理――認識の意味 4 社会学の形成――行為の理解 5 アジア研究への道――世界の合理化 6 戦争と革命――理想主義の試練 7 人生の意味――神と人
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