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書斎の窓

 

編集室の窓

六法編集部から……

 新緑の季節。地域によっては田植えが行われ、水田の緑が映える時期と思いますが、当編集部では、秋の実りある六法刊行に向け、改訂案を検討しています。新法や重要改正の成立には恵まれぬ天候不順が予期されるなか、より良い六法づくりに向け議論を掘り起こしていますが、読者の皆様からの声がその肥やしになります。先月に判例六法の追録が完成しましたので、ぜひ、追録請求の読者カード等にてご意見をお聞かせください。 (FN)

雑誌編集部から……

 長らくお待たせしています。『社会保障判例百選 第5版』の刊行準備作業がようやく最終段階を迎えました。待たせただけのことはある、と思っていただける内容に仕上がっているはずです。どうかご期待を。

 論究ジュリスト春号は「憲法のあの瞬間とき」を鮮やかに切り取って描き出し、実務に効く判例精選シリーズは「企業犯罪とコンプライアンス」がテーマ。読んでいるとコンプライアンスは意外に身近な問題だとわかります。(N)

法律編集部から……

 5月3日は憲法記念日ということで、憲法に関する新しい書籍をお届けいたします。ストゥディアシリーズ『憲法Ⅰ人権』、『一歩先への憲法入門』は、いずれも学生向けの教科書ですが、主体的に考え、学んでほしいとの想いを込め、様々な工夫をしていただいています。『スターバックスでラテを飲みながら憲法を考える』は現代の論争的なテーマについて、鋭くしかしエッセイ風に切り込んだ、大人向けの1冊です。じっくりお楽しみください。 (FY)

経済・人文編集部から……

 春を迎え、大学1年生は希望に胸を膨らませ、大学生活をスタートさせていることでしょう。大学に入ると課題の提出が多く求められます。『大学1年生のための伝わるレポートの書き方』ではアウトプットの方法が身につけられます。「就活」シーズンも迎えています。人のキャリア発達には、人材育成の視点が最重要といえます。中小企業へのインタビュー調査に基づく『組織のなかで人を育てる』が刊行です。手に取ってみてください。(S)

編集後記

 3つの連載がスタートします。

 まずは、加藤新太郎先生の「リーガル・リテラシーの諸相」。リーガル・リテラシーを会得し実践するとはどういうことか? その内実が、エピソードに仮託して語られます。

 次いで、江橋崇先生の「日本国憲法のお誕生」。今まで社会史としてよく分かっていなかった日本国憲法誕生の経緯が、新憲法の記念グッズ、啓発グッズをもとに紐解かれます。

 さらに大石眞先生の「お墓事情と墓地法制」も始まります。「死者の尊厳を語ることは、人間の尊厳を語ることにも通じる」という考えのもと、日本やヨーロッパ諸国・都市に焦点をあてた、リレー形式での連載です。

 一方、北田暁大先生・岸政彦先生の連載「社会学はどこからきて、どこへ行くのか?」が終了します。ウェブ版で多くのアクセスを集めた本連載は、新収録の内容を加え、書籍化される予定です。

 本号には苅谷剛彦先生のコラム「国立大学の憂鬱」も掲載します。ぜひご一読ください。 (M)

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