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プライバシー権の再構成

プライバシー権の再構成 -- 自己情報コントロール権から適正な自己情報の取扱いを受ける権利へ

プライバシー権理解のパラダイムシフト

音無 知展 (京都大学准教授)/著


2021年03月発売
A5判上製カバー付 , 292ページ
定価 6,050円(本体 5,500円)
ISBN 978-4-641-22804-7
Reconstruction of Constitutional Right to Privacy: Transition from the Right to Control over Personal Information to the Right to Appropriate Treatment of Personal Information

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〈プライバシー権=自己情報コントロール権〉という図式は今後も成立しうるのか。日米両国におけるプライバシー権の保護法益の多様化傾向を指摘し,そこに適合するプライバシー権の内容とは何かを問う。通説に挑み,プライバシー権の再構成を主張する意欲的論稿。

※本書を業績として,著者の音無先生が「KDDI Foundation Award貢献賞(2023)を受賞されました。

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目次
序 章
第1章 日本の議論状況の分析──学説の整理及び考察
 第1節 自己決定を中心に捉える立場の紹介と検討
 第2節 自己決定を中心に捉えない立場の紹介と検討
 第3節 学説の分析を踏まえた検討課題の提示
第2章 アメリカ法上の情報プライバシー権に関する学説の紹介と検討
 第1節 従来の通説
 第2節 通説に対する批判と代替案
 第3節 アメリカの学説の紹介及び検討のまとめ
第3章 自説の展開
 第1節 自己情報に関する権利の内容
 第2節 自己情報に関する権利の形式的根拠と実質的根拠
 第3節 先行学説及び主要判例との整合性とそれらの補完及び再構成
終 章 総括と残された課題
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