財政と金融の法的構造 | 有斐閣
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財政と金融の法的構造

財政と金融の法的構造

私法と貨幣を媒介とした財政と金融の統合的把握

中里 実 (東京大学教授)/著


2018年03月発売
A5判上製カバー付 , 382ページ
定価 7,700円(本体 7,000円)
ISBN 978-4-641-22715-6


租税法 > 租税一般
財政・公共経済学

在庫なし
書評等

現代的な金融取引の課税問題を考えるにあたり,基本原則に立ち返る──その必要性を実感した著者が,公法や私法の分類,歴史学,経済学等,すべての枠を取り払う。金銭の本質について法的に検討し,国の財政・金融に関する活動とそれをめぐる政策の基礎に横たわる法的構造を解明する。

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目次
第1章 財政を用いた議会による国家の包括的統制 第1節 財政法の2つの側面──議会の財政権と国家の財産権/第2節 財政の再定義──財政法の実体法化と経済学
第2章 主権の成立と私法の残存 第1節 主権国家の成立と課税権の変容──公法の成立/第2節 財政法の私法的構成──司法的統制の限界
第3章 公法の背後に横たわる私法 第1節 制定法と普通法/第2節 憲法が前提とする憲法以前の法概念・法制度
第4章 財政と法 第1節 財政制度と法の関わり/第2節 財政法と憲法・私法──財政の法的統制
第5章 財政の統制 第1節 議会の財政・金融権限と名誉革命/第2節 議会の財政権──予算の議決と租税法律の立法
第6章 金融の統制 第1節 貨幣制度と法──法・言語・貨幣のソフト・ローの観点からの共通性/第2節 財政と国家活動に関する1つの試論──金融の公的側面
第7章 個別問題 第1節 社会保険料と年金制度/第2節 金銭債権と租税

書評等

◆書斎の窓の「書評」にて,淵圭吾神戸大学教授が本書を紹介しています。 →記事を読む

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