第1章 財政を用いた議会による国家の包括的統制 第1節 財政法の2つの側面──議会の財政権と国家の財産権/第2節 財政の再定義──財政法の実体法化と経済学 第2章 主権の成立と私法の残存 第1節 主権国家の成立と課税権の変容──公法の成立/第2節 財政法の私法的構成──司法的統制の限界 第3章 公法の背後に横たわる私法 第1節 制定法と普通法/第2節 憲法が前提とする憲法以前の法概念・法制度 第4章 財政と法 第1節 財政制度と法の関わり/第2節 財政法と憲法・私法──財政の法的統制 第5章 財政の統制 第1節 議会の財政・金融権限と名誉革命/第2節 議会の財政権──予算の議決と租税法律の立法 第6章 金融の統制 第1節 貨幣制度と法──法・言語・貨幣のソフト・ローの観点からの共通性/第2節 財政と国家活動に関する1つの試論──金融の公的側面 第7章 個別問題 第1節 社会保険料と年金制度/第2節 金銭債権と租税 |
◆書斎の窓の「書評」にて,淵圭吾神戸大学教授が本書を紹介しています。 →記事を読む |