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日本近代社会史 -- 社会集団と市場から読み解く 1868-1914
現代の日本社会の原型がここに
松沢 裕作 (慶應義塾大学教授)/著
2022年04月発売
四六判並製カバー付 ,
280ページ
定価 2,640円(本体 2,400円)
ISBN 978-4-641-17475-7
A Social History of Modern Japan: Social Groups and a Market Economy 1868-1914
○在庫あり
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近世の身分制社会が崩れる19世紀後半から,明治維新を挟んで,第一次世界大戦の頃までの日本社会を,さまざまな社会集団が市場とどうかかわっているかに注目して描き出す。メディアや政治のしくみ,変革を求める運動も取り上げ,社会の全体像をとらえる。
※電子書籍配信中!
*電子書籍版を見る*◆書斎の窓の対談コーナーにて,本書が紹介されています。
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序 章 社会史とは何か? 日本の近代とは何か? 第1章 近世社会の基本構造──領主・村・町 第2章 近世社会の解体(1)──廃藩置県と戸籍法 第3章 近世社会の解体(2)──地租改正と地方制度の制定 第4章 文明開化・民権運動・民衆運動──移行期社会の摩擦 第5章 景気循環と近代工業──資本主義の時代の到来 第6章 小農経営と農村社会──農家とその社会集団 第7章 女工と繊維産業──「家」から工場へ 第8章 商工業者と同業組合──家業としての商工業とその集団 第9章 職工と都市雑業層──「家」なき働き手と擬制的な「家」 第10章 都市の姿──有産者の結合と都市計画 第11章 教育と立身出世──「家」の世界からの離脱 第12章 メディアの変化──流通する情報 第13章 政治の役割──地方利益誘導と救貧政策 第14章 労働組合と初期社会主義──個人の問題から社会の問題へ 第15章 日露戦後の社会──地方改良運動と都市民衆騒擾 終 章 日本近代社会の構造と展望
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※『週刊読書人』(2022年7月22日号)の「2022年上半期の収穫から」で紹介されました。紹介者は,山辺春彦(東京女子大学特任講師・政治思想史)。 ※『AERA』(2022年6月6日号)に書評が掲載されました。評者は,苅部直・政治学者(日本政治思想史)。 ※『週刊エコノミスト』(2022年5月31日号)の「Book Review 話題の本」で紹介されました。
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