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市場の世界 -- 新しい経済学を求めて

見えざる手の神話を解き明かす市場理論の誕生

丸山 雅祥 (神戸大学名誉教授)/著


2020年09月発売
四六判並製カバー付 , 330ページ
定価 2,750円(本体 2,500円)
ISBN 978-4-641-16571-7
Demystifying the Market Mechanism

経済理論 > ミクロ経済学
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市場の研究に身を捧げた偉大な先駆者たちの業績に立ち返り,現代に息づく市場思想の系譜を振り返ることで,市場の本質を理解し,現実の姿に即した市場メカニズムの解明をめざす意欲作。標準的なミクロ経済学のテキストにはない新たな光景に出会える一冊。
目次
第1部 市場理論の先駆者たち──市場の研究に身を捧げた偉大な学者たち
 第1章 市場理論の始祖 クールノー
 第2章 均衡理論の創始者 ワルラス
 第3章 新古典派の開祖 マーシャル
 第4章 市場理論の革新者 チェンバリン
第2部 市場理論の世界──ミクロ経済学の進化をたどる
 第5章 新たな市場理論の構図──ミクロ経済学の森に芽吹いた若木たち
 第6章 ゲーム理論の基礎──新たな市場理論の分析用具(1)
 第7章 情報とインセンティブ──新たな市場理論の分析用具(2)
 第8章 産業組織論の展開──市場への競争政策の視点から
 第9章 ビジネス・エコノミクスの発展──市場への経営戦略の視点から
第3部 市場経済の仕組み──市場とは何か,いかに機能するのか
 第10章 市場と流通業者──もはや,流通機構は『経済の暗黒大陸』ではない
 第11章 市場メカニズムの解明──市場における需給調整の四つの視点
 第12章 外部性と取引費用──市場は外部性の大海に浮かぶ小島
 第13章 市場の編成原理──市場経済の運動法則の解明に向けて

書評等

※『日本経済新聞』(2021年3月27日付朝刊)読書面の「活字の海で 「市場とは何か」問う著作相次ぐ 理論と現実を見つめ直す」で紹介されました。
※『経済セミナー』(2020年12月・2021年1月号)に書評が掲載されました。評者は,安達貴教・名古屋大学大学院経済学研究科准教授。

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