第1部 不公正な取引方法の理論と解釈 不公正な取引方法の法的性格 「公正な競争」の規範的意義 取引における力の濫用 西ドイツの“業績競争”論 消費者取引における価格の適正化 差別対価・差別的取扱い 不当な取引拒絶,取引の不当誘引・強制 第2部 流通系列・日本的取引慣行と不公正な取引方法 流通系列化と独禁法上の規制──独禁研報告を中心に 流通の情報化と独占禁止法 わが国の流通システムにおける取引の固定性 価格メカニズムと取引慣行──内外価格差との関連において 日本型企業システムの再検討と「私法秩序」 ほか 第3部 規制緩和の過程における「公正な競争」 規制緩和の過程における「公正な競争」 競争対抗料金 第4部 公正競争阻害性の再検討 公正競争阻害性の再検討 優越的地位の濫用の再検討 第5部 事例にみる不公正な取引方法 中部読売新聞社事件 東芝エレベーター事件 ほか |