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民事手続原則の限界

民事手続原則の限界

現代の民事手続のあり方を問う!

長谷部 由起子 (学習院大学教授)/著


2016年02月発売
A5判上製カバー付 , 356ページ
定価 5,940円(本体 5,400円)
ISBN 978-4-641-13730-1
The Bounds of Principles in Civil Justice

民事訴訟法

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当事者にとって重要な文書はどの範囲で提出義務が課されるのか,秘密保護との関係をどのように考えるか,本案訴訟と民事保全の関係をどうとらえるか,また,集団訴訟をめぐる課題など,これらの現代的なテーマを通して民事手続のあり方を探究する。

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目次
第1部 情報開示と秘密保護
 第1章 秘密保護手続と民事訴訟の基本原則──最一小決平成21・1・15を素材として
 第2章 内部文書の提出義務──稟議書に対する文書提出命令を否定した最高裁決定の残したもの
 第3章 文書提出義務と証拠調べの関連性──金融機関が所持する文書を素材として
 第4章 公務文書の提出義務──文書の不開示を正当化する理由
 第5章 公務秘密文書の要件──災害調査復命書の保護法益
 第6章 秘密保護と文書提出義務
 第7章 証言拒絶権と文書提出義務の除外事由──媒体の違いが正当化するもの
第2部 暫定的実体権を実現する手続
 第8章 仮の救済による権利の実現
 第9章 保全訴訟と本案訴訟──両者の機能分担を中心として
 第10章 提訴に必要な情報を得るための仮処分──暫定的実体権再論
第3部 集合的権利の実現と「裁判を受けない自由」
 第11章 集合訴訟制度の課題──立法に向けての覚書

書評等

◆書斎の窓の「書評」にて,名津井吉裕・大阪大学高等司法研究科教授が本書を紹介しています。 →記事を読む

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