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交渉理論を基礎とした再交渉プロセスの法的整備に向けて
石川 博康 (東京大学准教授)/著
2011年08月発売
A5判上製カバー付 ,
416ページ
定価 7,260円(本体 6,600円)
ISBN 978-4-641-13607-6
Theoretical Analysis of the Duty to Renegotiate
在庫なし
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契約内容の事後的変更のための再交渉プロセスにおいて,自律的な契約改訂合意の実現に向けて当事者はいかなる法的義務を負い,またそれはどのように理論化され得るのか。交渉理論の知見や比較法的分析を踏まえ,再交渉義務の法理論的基礎を探る総合的研究。
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第1部 「再交渉義務」論の構造とその理論的基礎 序 章 第1章 再交渉義務の概念 第2章 ドイツにおける再交渉義務論の諸相 第3章 ドイツにおける解釈論としての再交渉義務論の展開 結 章 日本法の分析と解釈論の試み 第2部 再交渉義務を中心とした事情変更法理の構造 序 章 第1章 事情変更法理の目的と再交渉義務──中国および台湾における事情変更の原則の展開 第2章 フランスにおける不予見理論と再交渉義務 第3章 イタリアにおける過大な負担の法理と再交渉義務 結 章 事情変更法理の効果論の構造化に向けて
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