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統合と国家

統合と国家 -- 国家嚮導行為の諸相

国家の未来を決定する,その仕組みを解明

高橋 信行 (國學院大学准教授)/著


2012年12月発売
A5判上製カバー付 , 410ページ
定価 6,600円(本体 6,000円)
ISBN 978-4-641-13132-3


憲法

在庫なし

政治的計画や予算等,国家の基本方針に関わり,単なる法律の執行を超えた創造的・積極的性質を有する国家の諸活動(国家嚮導行為)の遂行に際して,国会・内閣・行政各部の権限配分はどのようにあるべきかを,スメントの「統合理論」を手がかりに解明する。
目次
第1章 国家嚮導行為─序論
 第1節 序
 第2節 国会・内閣・執政
 第3節 政治的計画・予算
 第4節 本章小括
第2章 ヴァイマール共和制と予算法理論
 第1節 ヴァイマール共和制
 第2節 予算法理論
第3章 国法学論争─Kelsen, Schmitt, Smend
 第1節 Kelsen─純粋法学
 第2節 Schmitt─独裁理論
 第3節 Smend─統合理論
 第4節 本章小括
第4章 Bruning闘争内閣─独裁理論と統合理論
 第1節 Bruning内閣とSchmitt・Heckel論争
 第2節 Smendその後/第3節 本章小括
第5章 総 括
 第1節 序
 第2節 統合理論の意義─動態的国家理解
 第3節 統合的憲法解釈
 第4節 国家嚮導行為の権限配分(1)─議会
 第5節 国家嚮導行為の権限配分(2)─政府
 第6節 国家嚮導行為の権限配分(3)─行政各部
 第7節 国家機関の相互尊重義務
 第8節 総括
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