はじめに 1 リーガル・リポート/リサーチへの招待 2 本書の全体像 (1)本書の構成 (2)リサーチからディスカッションまでの流れ 3 法学を学ぶ魅力――法律学習から得られるもの (1)法律学に特徴的な思考様式 (2)法律学習から得られるもの 第1編 法律学の表現と議論――リーガル・リポート 第1章 法律学の文章を創る 1 文書の目的・テーマを考える (1)レポート作成の目的と手法 (2)レポート以外のさまざまな法律文書 (3)テーマの選定 2 資料を活用する・引用する (1)文献を読む作法 (2)文献を使って書く作法 (3)文献引用の実践 (4)出典表示のスタイル 3 説得的に表現する (1)なぜ説得的に表現することが必要か? (2)説得力のある根拠を示すこと(その1)――法律学の文章において通用する根拠とは? (3)説得力のある根拠を示すこと(その2)――別の根拠との比較 (4)説得力のある根拠を示すこと(その3)――根拠の内容 (5)説得的に論証すること (6)文章表現のしかた 4 判例に学ぶ説得的な文章 第2章 法律学習の実践 1 判例研究の手法 (1)判例とは・判例学習とは (2)判例を読み込む (3)判例を分析,検討する (4)ゼミで報告・議論する,レジュメを作成する 2 テーマ研究の手法 (1)テーマ研究を始める (2)文献の検討 (3)論点の抽出 (4)議論の紹介・整理と対立点の分析 (5)議論の対立点についての考察 3 事例演習の手法 (1)事例演習と民法学習 (2)事例から論点を発見し,検証する (3)判例や学説を検証し,事例検討に役立てる (4)事例に対する結論を提示する・議論する 第3章 ディスカッション 1 ディスカッションの効用とそのポイント (1)ディスカッションの効用 (2)ディスカッションのポイント(その1)――問題点を明確にする (3)ディスカッションのポイント(その2)――他人の主張を理解する (4)ディスカッションのポイント(その3)――根拠と論証に着目する 2 ディスカッションの実践(その1)――「根拠」を議論する (1)根拠を分析する (2)「なぜ」の質問を大切にする (3)着眼点を変える,異なる立場に立ってみる (4)自分の意見を述べるときも同様 3 ディスカッションの実践(その2)――「論証」を議論する (1)論証を軽視してはいけない (2)実践例 4 ディスカッションを成功させるための工夫 (1)いろいろな立場から考える (2)事前の準備・予習が必要不可欠 (3)司会者の役割 (4)ディスカッションを盛り上げる極意 第4章 法律ディベート 1 法律ディベートとは 2 情報収集から立論の作成まで 3 質疑応答と結論,ジャッジ 第2編 法律学の情報調査・収集――リーガル・リサーチ 第5章 リーガル・リサーチ総論 1 法情報の種類と形態 (1)法情報の種類 (2)法情報の形態 (3)デジタル資料の種類 2 リサーチの方法 (1)情報・資料を検索する (2)情報・資料の所在を検索し,入手する 3 法情報を評価・活用する技能と作法 第6章 法令情報の調査 1 法令とは (1)法令の種類 (2)法令の制定 2 法令を収録する資料・法令情報 (1)現行の法令を知る (2)過去の法令を知る 3 法令の制定過程・立法趣旨を調べる (1)法律案作成の情報・国会審議の状況を知る (2)法律の立法趣旨を調べる 第7章 判例情報の調査 1 判例を収録する資料と多様な探し方 2 データベースによる判例の検索 (1)検索したい判例が決まっている場合の検索方法 (2)報告すべきテーマや条文に関する判例を検索する場合の検索方法 3 判例の出典と表記 4 判例評釈の性質の違い 第8章 文献情報の調査 1 文献の種類とそれぞれの特徴 (1)図書 (2)紀要・法律雑誌 (3)統計資料等 2 文献情報の調査 (1)調査の方法 (2)調査の実際――芋づる式 (3)調査の実際――データベースの使用 3 文献の表記 |
※『法学セミナー』2015年7月号「新刊ガイド」に掲載されました。 |