第1章 いま論じるべきことは何か?──問題状況と本書の目的 第2章 プロローグ──アメリカ的な「個人の自由」。そして「集団」の台頭,凋落 第1節 アメリカ的な「個人の自由」の形成──アメリカの原初的労働社会 第2節 「個人の自由」の歪みと「集団」の模索──産業化の進展と労働運動の生成 第3節 「集団」の台頭──ケインズ主義的政策と産業民主主義の確立 第4節 「集団」の凋落──労働組合の凋落と労働問題の変容 第3章 「集団」の再生──その理論的基盤と手法 第1節 基本概念──「自由」「発言」「交渉」「構造」 第2節 改革案(少数組合代表制案・従業員参加委員会案・包括的な労働法改革案・競争的労働法改革案) 第4章 学びとるべきものは何か?──アメリカの議論のまとめと日本の課題 日本への示唆:アメリカ議論の動向・日本の規範的議論において必要な視点・労働組合法制のあり方・労働基準法制のあり方・労働契約法制のあり方・労働紛争解決法制のあり方・労働市場法制のあり方・「集団」や「構造」の視点からの総合的改革の必要性 |