有斐閣

「能登半島地震の被災地の皆様へ」期間限定公開ページ

このたびの能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
小社では1日も早い復興を願い,著者にもご快諾いただいて,以下の電子書籍をウェブサイトに2024年12月31日まで公開いたします。復興に携わるすべての方々にお役立ていただければ幸いです。

ご提供書籍(法律学)

  1. 『自治体災害対策の基礎』(千葉実 著,北村喜宣,山口道昭,出石稔 編。地方自治・実務入門シリーズ,2019年刊)
    現場の知見をふまえた、災害への備え。毎年のように甚大な被害をもたらす災害。自治体は,いかに備え,どう対応すればよいのか。東日本大震災津波発生時より,岩手県職員として災害廃棄物処理等を担当した著者が,自治体における災害対策の要点を具体的かつ簡明に示します。
  2. 『防災・減災の法務――事業継続のために何をすべきか』(中野明安,津久井進 編,岡本正,今田健太郎,舘山史明,岩渕健彦,野村裕,永野海 著,2021年刊)
    自然災害から企業を,従業員を,お客様を守りたい,でもどんな対策をすればいいのかわからない──そのような悩みを持つ中小事業者に向けて,災害法務に精通した弁護士が,事前の備えと災害発生後の対応について,法的根拠を示しながら,具体的に提案します。

ご提供論文(心理学)

  1. 『教師のための学校カウンセリング 改訂版』(小林正幸,橋本創一,松尾直博 編,有斐閣アルマ,2021年刊)より
    「第15章 危機対応とPTSD」
    「災害や事件や事故で傷つくのは,身体だけではない。心も傷つく。(中略)傷ついた心を回復させていくために,大人ができることはなんだろうか。本章では,危機に陥った子どもを緊急に手助けする方法,当面,どのように支援していくのかの方法を解説する。そして,その傷を癒す専門家の方法も紹介しよう。」(扉導入文より抜粋)
  2. 『大学生のストレスマネジメント――自助の力と援助の力』(齋藤憲司,石垣琢麿,高野明 著,2020年刊)より
    「第8章 非常時!」
    「大きな災害では主に3つのストレス(死への恐怖,大切な人の突然の死,不便な避難生活)が人を襲います。特に死に関するストレスは大学生のみなさんにも直接関係する可能性がありますので,それぞれについて解説していきます。」(本文より抜粋)