【特集】大学の自治と学生大学の自治は変容しつつあるか ◇大学の使命と学生の地位……井上 茂 ◇変容する「大学の自治」――その当為と現実……石井 紫郎 ◇学寮・学生会館と学生……室井 力 ◇学生処分と学生……松尾 浩也 ◇学生の自治活動……和田 英夫 ◇いわゆる学生団交について……山口 浩一郎 ◇学生の自治活動と警察権……石川 才顕 ◇大学の自治に関する東北大学での検討について……広中 俊雄 ◇資料・(1)東大確認書をめぐって――「確認書」成立の経緯/12・2学生諸君への提案/12・26「提案」をめぐる基本的見解/1・10確認書と2・11最終確認書/加藤総長代行「7学部代表団との確認書」の解説/内閣法制局の法律的見解/文部省の見解ほか…… ◇資料・(2)大学制度の改革案――日本学術会議の報告・声明/東大・大学改革準備調査会の報告/東大有志・東大改革私議/自民党文教制度調査会試案/日経連の基本的見解/中教審特別委員会の中間報告(草案)…… 〔論説〕 ◇刑事上告棄却の裁判書の例文について――4歳児の証言能力が認められたとの新聞等の報道……大久保 太郎 ◇公害と刑法の役割――公害罪をめぐって……藤木 英雄 ◇教育公務員に対する労基法の適用――時間外労働を中心として……青木 宗也 ◇公営ギャンブル廃止問題と地方財政……渡辺 精一 ◇保安処分(その2)(刑法改正作業レポート21)……臼井 滋夫 〔座談会〕 天皇機関説事件をめぐって〔第1回〕……宮沢 俊義/松本 烝治/林 茂/美濃部 多美子/鳩山 一郎/河村 又介/江草 四郎/金森 徳次郎 〔時の判例〕 ◇屋外広告物を規制した大阪市屋外広告物条例と憲法21条の表現の自由――最大判昭和43・12・18……木梨 節夫 ◇公職選挙法第138条第1項の戸別訪問罪と面接ないし投票等依頼の要否――最3小判昭和43・12・24……大久保 太郎 ◇河川附近地制限令4条2号・10条と憲法29条――最大判昭和43・11・27……桑田 連平 ◇電信送金契約は第三者のためにする契約であるか――最1小判昭和43・12・5……奥村 長生 ◇商法265条にいう取引の意義および同条に違反する取引の効力――最大判昭和43・12・25……奈良 次郎 ◇自己の債権の支払確保のため約束手形の裏書を受けた手形所持人が右原因債権の完済後に振出人に対してする手形金請求と権利の濫用――最大判昭和43・12・25……後藤 静思 ◇刑訴法368条(上訴費用補償)の法意――最2小決昭和44・1・25……船田 三雄 〔会社の実務〕 裁判と会社……岩城 謙二 〔銀行の実務〕 電信送金払時の疑問点……木村 茂 〔商事判例研究〕 ◇融通手形の抗弁――債権担保のためにその債権額を超える額面の約束手形を取得した第三者に対して,振出人はその債権額を超える部分について融通手形の抗弁を主張できるとされた事例――東京地判昭和41・1・25……野村 豊弘 ◇更生会社の元取締役・監査役に対する違法配当および違法役員賞与支給による損害賠償請求権を査定した事例――神戸地姫路支決昭和41・4・11……田村 諄之輔 〔労働判例研究〕 退職の意思表示が強迫によるものであって取り消されているから効力を失なっているとされた事例――東京地判昭和42・12・20……野村 豊弘 〔渉外判例研究〕 米国船舶の競売において,船舶担保物権につきまず被担保債権の準拠法たる米国法で認められているものと判断した上,船舶担保物権の準拠法につき法例第10条の適用を排して条理により当該船舶の旗国法によるべきものとし,船舶担保物権相互間の順位も船舶担保物権の準拠法たる旗国法により判断すべきものとした事例――山口地柳井支判昭和42・6・26……平塚 真 〔時の経済〕 活発化する“かげり”論争…… 〔U.S.Leading Cases)〕 親の過失運転による子の負傷と責任保険…… 〔巻頭随想/随想〕 ◇新しく発見された憲法草案……青山 道夫 ◇代行の報酬……増子 正宏 ◇扶養の章……鍛冶 千鶴子 ◇法律の数と立法過程……荒井 勇