ぽっぽーが案内する“大学の授業”AtoZ

こちらのページでは、主に新入生のみなさまを対象に大学にはどんな授業があり、そこではどんな本が教科書として使われているのかを、ステップごとにわかりやすくご案内します。

Step 0. Introduction

大学と高校は何が違うのでしょう。学校へ行って、授業を受けて、課題をクリアする。広い意味では、大学での「学び」も高校の勉強と地続きでしょう。しかし、解答や解説が用意されている「勉強」中心の高校とは違い、大学は自ら考え解決していく力を身につける場です。それは、これから先の人生で困難に直面したとき、揺るがない「自分の核」を育むことかもしれません。
新しい「学び」への第一歩として、まずはこちらの本などはいかがでしょうか。

  • 法学を学ぶのはなぜ?
  • 法律の学び方
  • 法学入門
  • まだ,法学を知らない君へ
  • 世の中を知る、考える、変えていく
  • 大学生の学び・入門
  • ピア活動で身につける アカデミックスキル
  • はじめての論理学

大学生活で不安や問題を抱えたときにお役立ち!

Step 1. Input
講義

1年生では基礎的なことを学ぶ科目が多く、また、一般的に自分で選択できる科目が少ないこともあり、大教室でたくさんの人と一緒に受ける講義がよく見られます。

【 指定教科書 】

あり

大学で使われる教科書には様々な種類があり、それぞれに個性があります。

なし

先生の作ったレジュメ、スライドのハンドアウトなどが配られることもあります。それでも、大体をつなげて授業をきちんと理解するには、本の力を借りましょう。

単著と共著の違いって?
→単著は1人の先生が書いた本のこと。共著には様々なパターンがありますが、例えば複数の先生がそれぞれの担当を受け持ち、打ち合わせをしながら書かれたものなどがあります。

著者名が「〇〇編」って書いてあるけど?
→「編」は、複数の先生が書いた本で、編者として取りまとめをされた先生に付くものです。

※書影画像は、各シリーズの主に刊行が新しいものの一例です。各シリーズ名をクリックすると、シリーズの書籍一覧ページをご覧いただけます。

図表やイラストが豊富・文章が平易

有斐閣ストゥディア

「ストゥディア」(studia)とはラテン語で熱意、情熱、学問、勉学を意味します。その学問と高校までの知識とがどう結びつくのかを理解しながら、じっくり思考を深めるためにまず手にとってほしい1冊です。

  • 民法1
  • 政治学入門
  • 実験から始める経済学の第一歩
  • 地方財政の見取り図
  • 中小企業・スタートアップを読み解く
  • 地域・都市の社会学
  • ストーリーで学ぶ地域福祉
  • 問いからはじめる教育学 改訂版
  • エピソードに学ぶ教育心理学
  • はじめての論理学
y-knot(ワイノット)

“学問を通して社会とつながろう”がコンセプトの,学部生向けテキスト・シリーズ。「当事者として,社会とつながる」「社会とつながり,他者と対話する」の2点を到達目標に,読者と学知との,さらには学びの先にある社会との結び目(knot)となります。

  • 権力を読み解く政治学
  • 活かすゲーム理論
  • 現実からまなぶ国際経済学
  • 地域とつながる中小企業論
  • これからの教育社会学
  • これからのメディア論
  • これからの障害心理学
  • 心理学スタディメイト
  • これからの教育学
  • 国際社会学超入門

学問のド真ん中!定番書

有斐閣アルマ

アルマ(ARMA)とはラテン語で「道具・方策・手段」を意味します。多様化する大学カリキュラムのもとでの教えやすさ・学びやすさを追求し、豊かな情報量をコンパクトに収めています。

  • 民法1 総則
  • 現代政治理論 新版補訂版
  • 新・現代の財務管理
  • 社会学の歴史Ⅱ
  • 新・教育の社会学
テキストブックス[つかむ]

基本科目の基礎知識の完全習得をめざしたテキスト。解説内容をミニマムに絞って学問の勘所がわかるようにしました。各章や各ユニットの相互関係をフローチャートなどで示し、ステップを踏みながら学問の仕組みを体得できます。

  • 国際政治学をつかむ 新版
  • 労働経済学をつかむ
  • マーケティングをつかむ 第3版
  • 社会福祉をつかむ

読み応えあり

LEGAL QUEST(リーガルクエスト)

法科大学院時代の今、法学部で習得しておくべき「基本とは何か」を追求したテキスト・シリーズ。判例・学説の理論状況を織り交ぜた丁寧な解説に定評があります。

  • 行政法 第4版
  • LQ会社法
  • LQ民事訴訟法 第4版
New Liberal Arts Selection(ニューリベラルアーツセレクション)

当該分野を専攻する1年生が初めて出会う専門科目の教科書として、また2~4年生がひもとく基本書として、大学4年間、手元に置いてくりかえし読める本格テキストです。

  • 計量経済学
  • 社会学 新版
  • 社会心理学 補訂版

自分にピッタリの本を探すには、こちらの「詳細検索」がとても便利です!

大学の授業に予習・復習は欠かせません。
“しっかり予習・きちんと復習”で授業の理解度を高めましょう。

【 六法・辞典も充実してます 】

六法・辞典

  • ポケット六法令和6年版
  • 判例六法令和6年版
  • 有斐閣法律用語辞典第5版
  • 法律学小辞典 第5版
  • 有斐閣現代心理学辞典

【 法学を学ぶ人へ:雑誌も充実してます 】

判例学習書

START UP(スタートアップ)

はじめての判例学習のための新シリーズ。学習上の最重要判例を厳選し、1件1件をやさしく丁寧に解説することで、理解を徹底サポートします。

  • 憲法判例50! 第3版
  • 会社法判例40!
  • 刑法各論判例50!
別冊ジュリスト判例百選シリーズ

判例学習用教材の大定番。各法律分野の重要判例を約100個に厳選し、事実の概要・判旨・解説という3要素から説明。判例の概要や意義・学説の動向等をつかむのに最適です。

  • 憲法判例百選Ⅰ 第7版
  • 行政判例百選I
  • 民法判例百選I 総則・物権 第9版

定期雑誌

法学教室

法学部生を読者対象とし、基本7法を中心にリーガル・マインド養成という、法学教育の目的に資する学習法律雑誌です。

  • 法学教室
ジュリスト

「ビジネスロー」を中心とした特集と判例記事を中心に、日常業務に直接的に生かせる法律情報をお届けします。

  • ジュリスト

授業で抱いた疑問は、なるべくその場で解決しておこう。
→まずは先生に聞いてみよう。理解がスムーズに進むよ。

→自分で調べてみようかなという場合に頼りになるのは…

→それでもつまずいてしまったら、Step3も見てみよう。

Step 2. Output
ゼミ

ゼミとは、ゼミナールの略で、先生と少人数の学生が集まって一緒に勉強や研究をする場です。ゼミでは、一方的に講義を聞くのではなく、自分で研究テーマを選び、主体的に研究・調査を行います。

【 テーマを選ぶ 】

まずは、自分にとって興味のあるテーマを見つけよう。気になるテーマが見つかったら、その本に挙げられた参考文献もチェックしてみよう。

参考になるのは…

  • 政治学
  • 教養としてのグローバル経済
  • キャリアのみかた(改訂版)
  • 実践知-- エキスパートの知性
  • 流通と商業データブック
  • マーケティングの力
  • 社会学の力 改訂版
  • BLの教科書
  • リーガル・ラディカリズム
別冊ジュリスト判例百選シリーズ
  • 憲法判例百選Ⅰ 第7版
  • 行政判例百選I
  • 民法判例百選I 総則・物権 第9版
新・法律学の争点シリーズ
  • 行政法の争点

テーマが見つからないときは、過去の講義ノートも見返してみて。興味を惹かれる何かが見つかるかも。

【 テーマに沿って、研究・調査する 】

自分の学びに役立つ調査方法や学習法、情報の探し方、相手を納得させる伝え方を学ぼう。

参考になるのは…

  • 大学1年生のための 伝わるレポートの書き方
  • 法律学習マニュアル 第4版
  • リーガル・リサーチ&リポート -- 法学部の学び方 第2版
  • 法を学ぶ人のための文章作法 第2版
  • 創造的論文の書き方
  • 原因を推論する-- 政治分析方法論のすゝめ
  • データサイエンス入門
  • 経済史・経営史研究 入門
  • 組織行動論の考え方・使い方 第2版
  • 教育をよみとく-- 教育学的探究のすすめ
  • 心理学論文の読み方

【 さらに深めて 】

さらなる高みを目指して、よりレベルの高い書籍にもチャレンジしてみよう。

参考になるのは…

  • 憲法 第3版
  • 契約法新版
  • 担保物件法 第4版
  • 講義刑法学・総論 第2版 講義刑法学・各論 第3版 講義刑法学・総論 第2版 講義刑法学・各論 第3版
  • 刑法総論 第3版 刑法各論 第2版 刑法総論 第3版 刑法各論 第2版
  • 労働法 第5版
  • 独占禁止法
New Liberal Arts Selection(ニューリベラルアーツセレクション)
  • 計量経済学
  • 社会学 新版
  • 社会心理学 補訂版

さらに実践力に磨きをかけたいのなら、Step3を見てみよう。

Step 3. Self-Learning
ぽっぽーさんがお答えします!
シーン別学習法

大学では、講義を受けて終わりというわけではありません。講義をきっかけに知りたいことが増えたり、自分なりに考えたりすることが大切です。自分で勉強する際に助けとなる本を、ぽっぽーさんがシーン別にご紹介します。

シーン1 Step1でつまずいてしまった…

もう一度、基礎から丁寧に学び直してみましょう。

  • 法学テキストの読み方
  • 法解釈入門第2版
  • ろけっとぽっぽー&ホッホー博士と学ぶミクロ経済学入門 -- 「市場」って何だろう?
  • 商学への招待
  • 現代社会論 -- 社会学で探る私たちの生き方

わからないコトバ、そのままにしてなかった?
用語を侮ってはいけません。

シーン2 Step2で身につけた実践力をさらに磨きたい

一歩先行く力をつけたいあなたにおススメです。

  • 事例問題から考える憲法
  • 事例でおさえる民法改正債権法
  • 民法総合・事例演習 第3版
  • 刑法事例演習
  • 刑法事例の歩き方
  • 会社法事例演習教材
  • 基本判例から民事訴訟法を学ぶ
  • ケースに学ぶ経営学〔第3版〕
  • ケースに学ぶマーケティング
  • 実況中継・社会学

シーン3 最新の研究に触れたい

時代のトレンド!旬のトピックも充実しています。

  • フィデューシャリー・デューティーの最前線
  • ゲーム理論で考える政治学-- フォーマルモデル入門
  • 行動経済学 -- 伝統的経済学との統合による新しい経済学を目指して 新版
  • 観光経済学
  • フェミニスト経済学
  • スタートアップの経済学
  • アントレプレナーシップ
  • イノベーション
  • マーケティングの力
  • デジタル時代のブランド戦略

シーン4 違った角度から学問を見てみたい

視野を広げ、多角的に物事を考える力をつけたい人、必見です。

  • 世の中を知る、考える、変えていく
  • 法と社会科学をつなぐ
  • 家族と刑法
  • ロボット・AIと法
  • 宇宙ビジネスのための宇宙法入門 第3版
  • ファッションで社会学する
  • 法と心理学への招待
  • 心理職・援助職のための法と臨床-- 家族・学校・職場を支える基礎知識

先生たちの執筆にかける思いにも触れてみない?
→まずは、はしがきを読んでみよう。

→その思いをもっと知りたいのなら、『書斎の窓』がおすすめです。

シーン5 温故知新!名著に学びたい

せっかく学ぶなら読んでおきたい一冊です。

  • 法学の基礎 第2版
  • 法学入門 第6版補訂版
  • 憲法入門 第4版補訂版
  • 戦後日本の社会意識論

シーン6 キャリアを考える

大学で何を学び、人生をどう設計しますか?

  • 法学部生のためのキャリアエデュケーション
  • キャリアデザインのための企業法務入門
  • 大学生のためのキャリアデザイン入門
  • 殻を突き破るキャリアデザイン
  • 「仕事映画」に学ぶキャリアデザイン
  • 考える力を高めるキャリアデザイン入門
  • 大学生として学ぶ自分らしさとキャリアデザイン

Step1~3のサイクルを繰り返し、学び続けることで理解が深まります。
大学は専門性を深めると同時に、新たな興味を見つけチャレンジできる場でもあります。大学での学びを通して、一生モノの「学ぶ力」を養ってください。

新たなタイトルも続々発売予定!
電子書籍のラインナップも豊富です。

気になる本の内容が一部読めちゃう
「立ち読み」コーナーも人気です。